上品會とは
上品會(じょうぼんかい)は、染織五芸(織(おり)・染(そめ)・繍(ししゅう)・絞(しぼり)・絣(かすり))の向上を目指し、絹の芸術を極める名匠・名家の上作をご覧いただく会です。
1936(昭和11)年、千總(友禅)、矢代仁(織)、龍村(帯)の染織三名家の協力を得て開催された「染織上品會」がその始まりです。
戦争で一時休会しましたが、1953(同28)年に再開、現在まで回を重ねています。
「飜古為新(ほんこいしん―古きを飜(ひるがえ)して新しきを為す―)」を会風とし、古典や伝統をふまえながらもしばられることなく、かつ流行にとらわれることなく、
時代にふさわしい呉服を創造・発表する場となっています。
作り手である同人と、売り手である高島屋が、
切磋琢磨して日本染織の最高峰を志す上品會。
その名の通り、各同人の卓越した意匠・技術による出品作の中から、毎年厳正な鑑審査を経た上質な作品のみが入選作品となります。
※上品(じょうぼん)とは最高級のもの、上等なものの意
高精細デジタルカタログについて
「高島屋第73回上品會高精細デジタルカタログは、文化財などのデジタルアーカイブに使われる特別なシステムを用いて撮影を行いました。人間の目で見た以上の高精細な画像、現物に近い正確な色再現を実現しています。さらに最新の画像処理技術を用いることで大容量画像をダウンロードすることなく、パソコンやスマートフォンで簡単に閲覧することできます。実際に売り場に行く前に、珠玉の作品の数々をご自宅で閲覧いただき、イメージを深めていただくことが可能になりました。
高精細デジタル写影帖
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